こんにちは、くらげです。仮想通貨歴7年、投資歴は10年以上になります。
「BATって何に使うの?」「Braveブラウザを使うとBATがもらえるって本当?」「コインチェックで買えなくなったって聞いたけど大丈夫?」――そんな疑問を持ってこの記事にたどり着いた人も多いと思います。
この記事では、仮想通貨BAT(ベーシックアテンショントークン)のしくみと使い道、Braveでのもらい方、2026年10月時点の価格と国内での取扱い状況まで、はじめての人にもわかるようにまとめました。
この記事の結論
- BATは、Braveブラウザの広告やチップ(投げ銭)で使われるトークン
- 使い道は「広告を見て受け取る」「クリエイターを応援する」「取引所で売買する」が中心
- 価格は約30.6円(CoinPaprika 2026年10月21日時点)で、最高値から約9割下落
- コインチェックは2026年2月20日にBATの取扱いを廃止。国内ではビットバンクで取引が続いている
- Braveの利用者は約1億2,000万人と増えているが、それがそのまま価格につながるとは限らない

くらげBATは「ブラウザとセットで使う仮想通貨」なんだよね。まずはしくみから一緒に見ていこう〜。
仮想通貨BAT(ベーシックアテンショントークン)とは?
BAT(Basic Attention Token:ベーシックアテンショントークン)は、Webブラウザ「Brave(ブレイブ)」の広告のしくみで使われる仮想通貨です。イーサリアムのブロックチェーン上で発行されたERC-20トークンで、2017年に販売(ICO)が行われました。
名前の「アテンション(Attention)」は「注目・関心」という意味です。ネット広告は、ユーザーが広告に向けてくれる「注目」で成り立っていますよね。BATは、その注目の価値をトークンで見える形にして、広告を見る人やコンテンツを作る人にも分け合おう、という考え方から生まれました。
開発したのはJavaScriptの生みの親
BATとBraveを開発しているのは、アメリカのBrave Software社です。共同創業者のブレンダン・アイク氏は、プログラミング言語「JavaScript」を作った人物で、ブラウザ「Firefox」で知られるMozillaの共同創業者でもあります。ブラウザづくりの経験が長い人たちが、広告のあり方を変えようとして始めたプロジェクトなんです。
ひとことで言うと「広告の価値を分け合うトークン」
従来のネット広告では、広告費は主に広告を出す側と、広告を配信する会社やサイトの間でやり取りされてきました。BATのしくみでは、ここに「広告を見るユーザー」も加わり、広告収入の一部をBATで受け取れるようになっています。
BATの基本情報【2026年10月時点】
まずは基本的なデータを表にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | Basic Attention Token(ベーシックアテンショントークン) |
| ティッカー | BAT |
| 発行元 | Brave Software |
| 規格 | イーサリアムのERC-20トークン |
| 総供給量 | 約15億枚 |
| 価格 | 約30.6円(約0.193ドル) |
| 時価総額 | 約457億円(156位) |
| 最高値 | 約1.91ドル(2021年11月28日) |
| 主な用途 | Brave広告の報酬、クリエイターへのチップ |
出典:CoinPaprika(2026年10月21日時点)。価格・順位は日々変動します。
総供給量はおよそ15億枚で、新しくどんどん発行される設計ではありません。一方で、価格は2021年の最高値から約9割下がった水準にあります。「使い道があること」と「価格が上がること」は別の話なので、ここは分けて考えておきたいところです。
BATのしくみ:ユーザー・広告主・クリエイターの関係
BATのしくみには、3つの立場の人が登場します。


| 立場 | すること | BATとの関わり |
|---|---|---|
| ユーザー | Braveで広告を見る・サイトを見る | 広告収入の一部をBATで受け取れる |
| 広告主 | Braveに広告を出す | BATを使って広告費を支払う |
| クリエイター(サイト運営者など) | コンテンツを発信する | ユーザーからBATのチップを受け取れる |
ユーザー:広告を「見るかどうか」を自分で選べる
Braveでは、広告を表示する機能(Brave Rewards)をオンにした人にだけ、プライバシーに配慮した広告が表示されます。オフのままでも、Braveはふつうのブラウザとして使えます。広告を見ることを選んだ人は、その対価として広告収入の一部をBATで受け取れるしくみです。
広告主:見たい人に広告を届けられる
広告主にとっては、「広告を見てもいい」と選んだ人に届けられるのがメリットです。また、Braveは閲覧データをできるだけ端末の中で処理する設計なので、個人の閲覧履歴を外部のサーバーに集めなくても、ある程度関心に合った広告を出せるとされています。
クリエイター:ファンから直接応援してもらえる
ブログやYouTubeなどで発信しているクリエイターは、Braveのクリエイター登録をしておくと、ユーザーからBATでチップ(投げ銭)を受け取れます。広告収入だけに頼らず、ファンから直接応援してもらえる道が増えるわけです。



「広告を見る人にもお金が返ってくる」っていう発想が、BATのいちばんおもしろいところなんだよね〜。
BATとBraveの歩み(年表)
BATがどのように育ってきたのかを、年表で振り返ってみましょう。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2015年 | ブレンダン・アイク氏らがBrave Softwareを設立 |
| 2016年 | Braveブラウザの提供を開始 |
| 2017年5月 | BATの販売(ICO)を実施。約30秒で約3,500万ドル分が売り切れたと報じられる |
| 2019年11月 | Braveの正式版(バージョン1.0)をリリース |
| 2021年11月 | BATが最高値の約1.91ドルをつける |
| 2025年9月 | Braveの月間ユーザーが1億人を突破したと発表 |
| 2025年12月 | コインチェックがBATの取扱い廃止を発表 |
| 2026年2月 | コインチェックでBATの取扱いが終了 |
| 2026年7月 | Braveの月間ユーザーが約1億2,255万人と報じられる |
出典:Brave社の発表、各種報道、CoinPaprika、コインチェックのお知らせ。
こうして見ると、Braveというサービスは着実に利用者を増やしている一方で、BATの価格は2021年をピークに低い水準が続いていることがわかります。「サービスの成長」と「トークンの価格」がずれている典型的な例と言えそうです。
Braveブラウザとは?BATとの関係
BATを理解するうえで欠かせないのが、Braveブラウザです。
広告やトラッキングを最初からブロックするブラウザ
Braveは、Google Chromeと同じ「Chromium(クロミウム)」をもとに作られたブラウザです。初期設定のままで、多くの広告やトラッカー(閲覧の追跡)をブロックしてくれるのが大きな特徴です。Chromeの拡張機能の多くもそのまま使えるので、乗り換えのハードルは低めです。


Braveの利用者数は1億2,000万人規模に
Braveの利用者は年々増えています。Brave社のCEOは2025年9月に月間アクティブユーザーが1億人を超えたと発表し、2026年7月には約1億2,255万人、1日あたりのアクティブユーザーは約5,100万人だったと報じられています。


| 時期 | 月間アクティブユーザー |
|---|---|
| 2025年9月 | 約1億93万人 |
| 2026年2月 | 約1億900万人 |
| 2026年7月 | 約1億2,255万人 |
出典:Brave社CEOのX投稿、同社のLinkedIn投稿を伝える報道(CyberInsider、PPC Land)。数値は報道ベースです。
BraveとBATはセットで成長してきた
Braveの利用者が増えるほど、広告を見る人や、チップを送る人が増える可能性があります。つまり、BATの「使われる場所」はBraveの成長と深く結びついているんです。ただし、Braveを使っている人の全員がBrave Rewardsをオンにしているわけではない点には注意が必要です。



Braveは「BATを使わなくても便利なブラウザ」っていうのが強みなんだよね。BATはそのおまけ機能くらいの感覚で使っている人も多いと思うよ〜。
BATの使い道5つ
BATには、主に次のような使い道があります。
| 使い道 | 内容 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 1. 広告を見て受け取る | Brave Rewardsで広告を表示し、BATを受け取る | ふだんからBraveを使う人 |
| 2. クリエイターへのチップ | 好きなサイトや発信者にBATを送って応援する | 応援したい発信者がいる人 |
| 3. 広告費の支払い | 広告主がBraveに広告を出すときに使う | 事業者・広告主 |
| 4. 取引所での売買 | 国内外の取引所で日本円やほかの通貨と交換する | 投資として保有したい人 |
| 5. ウォレットで保管・送金 | Brave Walletなどで保管し、送金する | 自分で資産を管理したい人 |
使い道1:広告を見てBATを受け取る
いちばん身近な使い道がこれです。Brave Rewardsをオンにすると、通知の形や新しいタブの背景などに広告が表示され、その対価としてBATを受け取れます。Brave社の説明では、広告収入のうち70%がユーザーに分配されるしくみとされています。
使い道2:好きなクリエイターにチップを送る
受け取ったBATや、自分で用意したBATを使って、登録済みのクリエイターにチップを送れます。ブログやSNSで役に立つ情報をくれる人に「ありがとう」を伝える手段として使えます。




使い道3・4・5:広告費、売買、保管
広告主は、BATを使ってBraveに広告を出せます。また、BATは仮想通貨なので、取引所で売買したり、ウォレットで保管・送金したりすることもできます。Braveにはブラウザに組み込まれた「Brave Wallet」もあり、BATのほかにさまざまなトークンを管理できます。



「もらう」「送る」「売る」の3つを押さえておけば、BATの使い道はだいたいわかるよ〜。
BraveでBATをもらう方法(Brave Rewards)
「BATを買う」前に、まずは「BATをもらう」体験をしてみたい人も多いと思います。基本的な流れは次のとおりです。


手順1:Braveをインストールする
パソコンなら公式サイト、スマホならApp StoreやGoogle Playから「Brave」をインストールします。偽物のアプリやサイトもあるので、提供元が「Brave Software」になっているか確認しましょう。
手順2:Brave Rewardsをオンにする
ブラウザのメニューからBrave Rewardsを開き、機能を有効にします。オンにすると、広告の表示回数などを設定できるようになります。
手順3:広告を表示する
Rewardsをオンにすると、プライバシーに配慮した広告が表示されるようになります。表示の頻度は設定で調整できるので、じゃまにならない程度にしておくのがおすすめです。
手順4:対応するウォレットに連携して受け取る
受け取ったBATを引き出したり使ったりするには、Braveが対応しているカストディアン(受け取り先のサービス)との連携が必要になる場合があります。日本では以前から国内の取引所と連携する形で提供されてきましたが、対応サービスや条件は変わることがあるので、最新の情報はBraveの公式ヘルプで確認してください。
受け取れる量は「お小遣い程度」と考える
Brave Rewardsで受け取れるBATは、広告の表示回数や地域、広告の在庫によって変わります。毎月まとまった金額になるようなものではないので、「ブラウザを使っていたら少しもらえる」くらいの期待値がちょうどいいです。



「BATで稼ごう!」と意気込むより、「便利なブラウザを使ったらおまけでもらえた」くらいの気持ちで使うのがいいと思うんだよね〜。
Braveのそのほかの機能もチェック
BATと直接は関係ありませんが、Braveにはほかにも便利な機能があります。Braveを使うかどうかを考えるときの参考にしてください。
独自の検索エンジン「Brave Search」
Braveは自社で検索エンジン「Brave Search」を運営しています。ほかの検索エンジンに頼らない独自のインデックスを持ち、プライバシーに配慮した検索ができるのが特徴です。
AIアシスタント「Leo」
ブラウザに組み込まれたAIアシスタント「Leo」を使うと、開いているページの要約や質問への回答などができます。
組み込みの暗号資産ウォレット「Brave Wallet」
拡張機能を追加しなくても、ブラウザの中で暗号資産のウォレットが使えます。BATを含むさまざまなトークンの保管や、分散型アプリへの接続に対応しています。



Braveは「広告ブロック+AI+ウォレット」が全部入りのブラウザって感じなんだよね。BATを持っていなくても、ふつうに便利だよ〜。
Brave広告と従来のネット広告の違い
BATのしくみがどれくらい新しいのかは、ふつうのネット広告と比べるとわかりやすいです。


| 比較 | Brave広告(BAT) | 従来のネット広告 |
|---|---|---|
| 表示するか | ユーザーが選べる(オプトイン) | 自動で表示されることが多い |
| 閲覧データ | できるだけ端末の中で処理 | 外部のサーバーで分析されやすい |
| ユーザーへの還元 | 広告収入の一部をBATで受け取れる | 基本的になし |
| クリエイターの収入 | 広告収入+チップ | 広告収入が中心 |
ユーザーにとってのメリット
広告やトラッキングが減ることで、ページの表示が軽くなり、スマホのデータ通信量や電池の減りもおさえやすくなります。そのうえで、見てもいい広告だけを選んで表示し、BATを受け取れるのがBraveならではの体験です。
広告業界全体では、まだ小さな存在
一方で、ネット広告の市場全体から見れば、Braveの広告はまだ一部にすぎません。広告主がどれだけBraveに広告を出すかによって、ユーザーに配られるBATの量も変わります。しくみが優れていることと、それが広く使われることは、また別の問題なんです。



理想はすごくいいんだけど、広告主がたくさん集まらないと回らないしくみでもあるんだよね〜。
BATの価格と現在の状況【2026年10月】
ここからは、投資の目線でBATを見ていきます。
現在の価格は約30円、最高値から約9割下落
CoinPaprikaによると、2026年10月21日時点のBATの価格は約30.6円(約0.193ドル)、時価総額は約457億円で、仮想通貨全体の156位です。最高値は2021年11月28日の約1.91ドルで、そこから約90%下がった水準にあります。
| 時点 | 価格の目安 |
|---|---|
| 最高値(2021年11月28日) | 約1.91ドル |
| 2026年10月21日 | 約0.193ドル(約30.6円) |
| 最高値からの下落率 | 約90% |
出典:CoinPaprika(2026年10月21日時点)。
利用者は増えているのに価格が伸びない理由
Braveの利用者は増えているのに、BATの価格は低い水準が続いています。理由としては、仮想通貨市場全体の流れに左右されやすいこと、受け取ったBATを売る人も多いこと、国内の取扱いが減って買いにくくなったことなどが考えられます。BATがオワコンかどうか、10年後の見通しについては、別の記事でくわしく検証しています。


BATはどこで買える?国内取引所の取扱い【コインチェックは廃止】
以前の記事では「コインチェックでBATを買う方法」を紹介していましたが、状況が大きく変わりました。
コインチェックは2026年2月20日に取扱い廃止
コインチェックは2025年12月15日に、BAT・QTUM(クアンタム)・ENJ(エンジンコイン)の取扱い廃止を発表し、2026年2月20日に取扱いを終了しました。現在、コインチェックではBATを売買できません。また、GMOコインも2025年にBATの取扱い廃止を発表しています。
2026年10月時点で取引を確認できた国内取引所
| 取引所 | BATの取扱い(2026年10月21日時点) |
|---|---|
| ビットバンク | 取引あり(公開APIで約30.6円の約定を確認) |
| コインチェック | 2026年2月20日に取扱い廃止 |
| GMOコイン | 2025年に取扱い廃止を発表 |
※ほかの国内取引所の取扱い状況は、各社の公式サイトで最新の情報を確認してください。取扱いは予告なく変わることがあります。
海外の取引所を使う場合の注意
BATは海外の大手取引所でも取引されていますが、海外の取引所の多くは日本の金融庁に登録されていません。トラブルが起きても日本の法律で守られにくいので、はじめての人は国内の登録業者を使うのが安心です。
主要な銘柄を買うなら国内の大手取引所も選択肢
BATそのものは国内での取扱いが減りましたが、ビットコインやイーサリアムなどの主要な銘柄は、コインチェックなどの国内大手で売買できます。まずは主要な銘柄で仮想通貨の取引に慣れてから、BATのような銘柄を検討するのも一つの方法です。
Coincheckの口座開設はこちら(ビットコインなど主要銘柄の売買に)



「昔の記事に書いてある買い方」が今は使えないことがあるんだよね。買う前に、取引所の公式のお知らせを必ず見てね〜。
BATとの関わり方は3パターン
BATとの関わり方は、人によって大きく3つに分かれます。自分がどれに近いかを考えると、次にやることがはっきりします。
| パターン | やること | お金のリスク |
|---|---|---|
| 使うだけ派 | Braveを使い、Brave Rewardsで受け取る | ほぼなし(受け取り分の税金に注意) |
| 応援派 | 受け取ったBATで好きなクリエイターにチップを送る | ほぼなし |
| 投資派 | 取引所でBATを買って保有する | 価格変動で元本割れの可能性あり |
使うだけ派:まずはここから
いちばん気軽なのが「使うだけ派」です。自分のお金を使わずに、BATのしくみを体験できます。Braveの広告ブロックやプライバシー保護の機能だけでも便利なので、ブラウザ選びの一つとして試してみる価値はあります。
応援派:受け取ったBATを循環させる
受け取ったBATを、よく見るサイトや発信者へのチップに回すのが「応援派」です。BATが本来めざしている「注目の価値をクリエイターに返す」使い方に、いちばん近いスタイルと言えます。
投資派:取扱い状況と値動きを理解してから
BATを資産として持つ「投資派」は、国内で買える場所が限られていることと、値動きが大きいことを理解したうえで、少額から検討するのが基本です。BATだけに集中するのではなく、ビットコインなどの主要な銘柄とのバランスも考えておきましょう。



ぼくのおすすめは「使うだけ派」から始めて、しくみが気に入ったら次を考える順番だよ〜。
BATのメリット・デメリット
ここまでの内容を、メリットとデメリットに整理します。
メリット
- 実際に使われているブラウザ(Brave)の中に使い道がある
- 広告を見るだけでも少しずつ受け取れる
- クリエイターを直接応援する手段になる
- 総供給量が約15億枚に決まっていて、際限なく増える設計ではない
デメリット・リスク
- 価格は最高値から約9割下がっていて、値動きが大きい
- コインチェックなどで取扱いが廃止され、国内で買える場所が限られる
- Braveの利用者が増えても、BATの需要が同じように増えるとは限らない
- 広告主が集まらないと、ユーザーに配られるBATも増えにくい
- 受け取ったBATや売買の利益には税金がかかる場合がある
BATに向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| Braveをふだんから使いたい人 | 短期間で大きく値上がりすることを期待する人 |
| 少額で仮想通貨を体験してみたい人 | 国内の大手取引所だけで完結させたい人 |
| 広告やプライバシーの問題に関心がある人 | 値動きの大きい資産が苦手な人 |



BATは「使って楽しむ」ならおもしろいけど、「投資で増やす」なら慎重に考えたい銘柄なんだよね〜。
BATの将来性と今後のポイント
BATの将来を考えるときに、見ておきたいポイントを4つにしぼりました。
ポイント1:Braveの利用者がこのまま増えるか
Braveの月間ユーザーは、2025年9月から2026年7月までの約10か月で約2割増えたと報じられています。この流れが続くかどうかは、BATが使われる場面が増えるかどうかに直結します。
ポイント2:広告主がどれだけ集まるか
ユーザーが増えても、広告を出す企業が少なければ、配られるBATは増えません。Brave広告に参加する企業が増えるかどうかは、今後の大きな注目点です。
ポイント3:国内の取扱いが回復するか
コインチェックやGMOコインでの取扱い廃止で、日本では買える場所が減りました。今後、取扱いを再開・開始する取引所が出てくるかどうかも、日本の投資家にとっては大事なポイントです。
ポイント4:BAT以外の収益源とのバランス
Braveには、検索エンジン「Brave Search」や有料プランなど、BAT以外の収益源もあります。会社として成長しても、その成果がBATの価格に反映されるとは限らない点は、頭に入れておきたいところです。
ポイント5:日本の規制や税制の見直し
日本では、仮想通貨の税金を株式などと同じような分離課税(税率20%程度)にする見直しや、金融商品取引法での扱いが議論されています。制度が変わると、国内の取引所が扱う銘柄の選び方や、個人投資家の買いやすさにも影響が出る可能性があります。BATのように国内の取扱いが減っている銘柄にとっては、こうした制度の動きも見ておきたいポイントです。



ニュースで「仮想通貨の税制」って言葉を見かけたら、ちょっと気にしておくといいよ〜。
BATを保管するときの注意点
BATを買ったり受け取ったりしたら、保管の方法も考えておきましょう。
取引所に置いておく場合
取引所の口座に置いたままにするのがいちばん手軽です。ただし、取扱い廃止が決まると、期限までに売却や出金をしないといけなくなることがあります。コインチェックの取扱い廃止のときも、期限までに対応しなかった分は日本円に換えられる形になりました。
自分のウォレットで保管する場合
Brave Walletやメタマスクなどのウォレットで保管すると、取引所の都合に左右されにくくなります。そのかわり、秘密鍵(リカバリーフレーズ)の管理はすべて自分の責任です。紙に書いて保管する、誰にも教えない、スクリーンショットを撮らない、といった基本を守りましょう。
送金するときはネットワークを確認
BATはイーサリアムのERC-20トークンなので、送金にはイーサリアムのネットワーク手数料(ガス代)がかかります。送金先が対応しているネットワークを必ず確認してから送ってください。間違ったネットワークで送ると、取り戻せないことがあります。
BATについてよくある誤解
最後に、BATについてよく見かける誤解を整理しておきます。
- 「Braveを使えば誰でもたくさん稼げる」→受け取れる量は広告の数や地域で変わり、お小遣い程度と考えるのが現実的
- 「ユーザーが増えたから価格も必ず上がる」→利用者数と価格はかならずしも連動しない
- 「国内ならどこでも買える」→コインチェックやGMOコインは取扱いを廃止している
- 「BATはBraveが発行するポイントのようなもの」→BATは取引所で売買できる仮想通貨で、価格が変動する
誤解をなくしておくだけで、BATとの付き合い方はぐっと冷静になります。
BATを受け取ったとき・売ったときの税金
意外と見落としがちなのが税金です。2026年時点の日本では、仮想通貨の利益は原則として「雑所得」に分類され、給与などとあわせて計算する総合課税の対象です(分離課税への見直しが議論されています)。
- Brave Rewardsなどで受け取ったBATは、受け取った時点の時価が所得になると考えられる
- BATを売って日本円にしたときや、ほかの仮想通貨と交換したときに利益が出れば課税対象
- 会社員で給与以外の所得が年20万円以下なら、所得税の確定申告が不要になる場合がある(住民税の申告は別)
受け取った量が少なくても、記録は残しておくと安心です。くわしくは国税庁の情報や税理士に確認してください。


筆者くらげのBATとの付き合い方ルール
最後に、仮想通貨歴7年の筆者がBATのような「使い道のある中小型銘柄」と付き合うときに意識しているルールを紹介します。


ルール1:まずは「使ってみる」から
いきなり買うのではなく、Braveを使ってみて、Brave Rewardsのしくみを体験してから判断するのがおすすめです。実際に使ってみると、そのトークンが本当に必要とされているのか、肌で感じられます。
ルール2:買うなら余裕資金の少額だけ
BATは最高値から約9割下がっているように、値動きの大きい銘柄です。生活費や近いうちに使うお金ではなく、なくなっても困らない範囲の少額にとどめます。
ルール3:取扱い状況のお知らせを定期的に見る
取引所の取扱い廃止は、保有している人にとって大きな出来事です。BATを持つなら、利用している取引所のお知らせを定期的にチェックしておきましょう。
ルール4:利用者数と価格を分けて考える
「Braveのユーザーが増えたから、BATも必ず上がる」とは考えないようにしています。利用者数はプロジェクトの健全さを見る材料の一つで、価格を約束するものではありません。



投資は「わくわく」と「冷静さ」の両方が大事なんだよね。BATは特に、使い道と値動きを分けて考えるのがコツだよ〜。
よくある質問(Q&A)
Q. 仮想通貨BATとは何ですか?
A. Braveブラウザの広告やチップ(投げ銭)のしくみで使われる仮想通貨です。イーサリアム上のERC-20トークンで、総供給量は約15億枚です。
Q. BATの使い道は何ですか?
A. 主な使い道は、Brave Rewardsで広告を見て受け取る、クリエイターにチップを送る、広告主が広告費を払う、取引所で売買する、ウォレットで保管・送金する、の5つです。
Q. Braveを使うだけでBATはもらえますか?
A. Brave Rewardsをオンにして広告を表示するとBATを受け取れます。ただし、受け取れる量は地域や広告の数で変わり、引き出しには対応サービスとの連携が必要な場合があります。
Q. コインチェックでBATは買えますか?
A. 買えません。コインチェックは2026年2月20日にBATの取扱いを廃止しました。2026年10月21日時点では、ビットバンクで取引が続いていることを確認しています。
Q. BATの今の価格はいくらですか?
A. CoinPaprikaによると、2026年10月21日時点で約30.6円(約0.193ドル)です。最高値の約1.91ドル(2021年11月28日)から約90%下がっています。
Q. BATは今後高騰しますか?
A. 確かなことは言えません。Braveの利用者は増えていますが、広告主の数や市場全体の流れ、国内の取扱い状況など、価格に影響する要素は多くあります。
Q. 受け取ったBATに税金はかかりますか?
A. 2026年時点の原則では、受け取った時点の時価や、売却・交換で出た利益が雑所得として課税対象になると考えられます。詳しくは国税庁の情報や税理士に確認してください。
Q. BATはどのブロックチェーンで動いていますか?
A. BATはイーサリアムのERC-20トークンとして発行されています。送金するときは、送金先が対応しているネットワークを必ず確認してください。
Q. Braveを使わなくてもBATは持てますか?
A. 持てます。BATは仮想通貨なので、取扱いのある取引所で購入し、ウォレットで保管できます。ただし、BATならではの使い道はBraveの中で体験できるものが中心です。
Q. BATはオワコンですか?
A. Braveの利用者は増えている一方で、価格は最高値から約9割下がり、国内の取扱いも減っています。評価は分かれるところで、くわしくは関連記事「BATはオワコン?」で検証しています。
まとめ:BATは「Braveで使う」トークン。投資なら取扱い状況の確認が先
最後に、この記事のポイントをおさらいします。
- BATは、Braveブラウザの広告とチップで使われるトークン
- 使い道は「広告を見て受け取る」「クリエイターを応援する」「売買する」が中心
- Braveの月間ユーザーは約1億2,255万人(2026年7月、報道ベース)と増加中
- 価格は約30.6円で、最高値から約9割下落(CoinPaprika 2026年10月21日時点)
- コインチェックは2026年2月20日に取扱い廃止。国内ではビットバンクで取引を確認
BATは、広告のあり方を変えようとするおもしろいプロジェクトです。まずはBraveを使ってしくみを体験し、投資として持つなら、取扱い状況と値動きの大きさを理解したうえで、少額から検討してみてくださいね。



最後まで読んでくれてありがとう〜!BATの「オワコン説」や10年後の見通しが気になる人は、関連記事もあわせて読んでみてね。
※この記事は2026年10月21日時点の情報をもとにしています。仮想通貨は価格変動が大きく、元本を失う可能性があります。特定の銘柄の購入をすすめるものではありません。投資の判断はご自身の責任で行ってください。
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