仮想通貨ネムは終わった?売れない理由と10000円になるか検証

【最新】仮想通貨ネムは終わった?将来性ない?10000円になるのかを解説

「仮想通貨ネム(XEM)はもう終わったの?」「持っているネムが売れないって本当?」「いつか10000円になったりしないかな」と気になっていませんか。

ネムは、2018年ごろには日本でとても人気のあった仮想通貨です。でも、そこから価格は大きく下がり、国内の取引所でも購入を止めたり取り扱いをやめたりする動きが出ています。昔から持っている人ほど、不安になりますよね。

この記事では、2026年9月29日時点のデータをもとに、ネムが「終わった」と言われる理由、国内取引所での取り扱い状況(売れない・買えないのか)、10000円になる可能性を時価総額で検証した結果、暴落の理由と今後の見通しまで、正直にまとめました。

くらげ

くらげだよ〜。仮想通貨歴7年、昔からネムの動きも見てきたんだ。いいことも悪いことも、ありのままに話していくね。

この記事の結論

  • ネム(XEM)の価格は約0.093円、時価総額は約8億円(2026年9月29日時点)。2018年の最高値から99%以上下がっている
  • 開発の中心が後継のSymbol(XYM)に移ったことや、国内取引所での購入停止・取扱終了が「終わった」と言われる大きな理由
  • 10000円になるには時価総額が約90兆円必要で、ビットコインの3分の1ほど。現実的とはいえない
  • 持っている人は、まず「今の取引所で売れるか」を確認し、売るルールを決めておくのが大事

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目次

仮想通貨ネム(XEM)とは?基本情報をおさらい

「WHAT IS NEM(XEM)?」と書かれたネムの紹介画像

ネム(NEM)は、2015年3月に始まったブロックチェーンのプロジェクトです。その中で使われる通貨が「XEM(ゼム)」で、日本では通貨もまとめて「ネム」と呼ばれることが多いですね。

「New Economy Movement(新しい経済の動き)」の頭文字から名づけられていて、お金や経済のしくみを、より自由で平等なものにすることを目指して作られました。

ネム(XEM)の基本スペック

項目内容
通貨の名前XEM(ゼム)
始まった年2015年3月
発行枚数約90億枚(すべて発行済み)
しくみPoI(プルーフ・オブ・インポータンス)
後継チェーンSymbol(シンボル/XYM)
価格約0.093円(2026年9月29日時点)
時価総額約8億円(同)

価格・時価総額の出典:CoinPaprika(2026年9月29日時点、円換算・概算)

ネムの特徴「PoI」とは

ネムの大きな特徴は、PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)というしくみです。ビットコインのように計算力が多い人や、たくさん通貨を持っている人だけが有利になるのではなく、「どれだけネットワークで取引しているか」といった活動の大きさも評価されるのがポイントです。

また、プログラミングの専門知識がなくても独自のトークンを作れる「モザイク」という機能があり、企業での実験的な活用にも使われてきました。

ネムはどんなことに使われてきた?

ネムは、送金のほかにも、独自トークンを作れる「モザイク」や、メッセージを添えて送金できる機能などを持っています。こうした機能を使って、ポイントの発行や記録の管理など、企業や自治体での実証実験に使われた例もありました。

ただ、そうした取り組みの多くは、今では後継のSymbolや、ほかのブロックチェーンで行われるようになっています。「技術としての役目は、次の世代に引き継がれつつある」というのが、今のネムの立ち位置だといえます。

日本で人気が高かった理由

和風の山と龍をモチーフにしたネムのロゴのイラスト

ネムは日本にファンが多い通貨として知られています。日本語の情報やコミュニティが充実していて、国内取引所でも早くから取り扱われていたからです。2018年初めにはコインチェックから大量のネムが流出する事件が起き、良くも悪くも日本中で名前が知られるようになりました。

くらげ

ネムは「日本で愛された通貨」なんだよね。だからこそ「終わった」って言われると気になる人が多いんだと思うよ〜。

ネムの価格は今いくら?2026年9月の現状

ネム(XEM)の長期の価格チャート。2018年と2021年に大きく上昇したあと下落している

2026年9月29日時点で、ネム(XEM)の価格は約0.093円、時価総額は約8億円です。時価総額ランキングでは1,000位前後まで下がっていて、かつて上位10位に入っていたころとは、まったく違う立ち位置になりました。

これまでの価格の流れ

時期主なできごと価格の動き
2015年ネムのメインネットが始まるほぼ無名の小さな通貨
2017年末〜2018年1月仮想通貨ブームで人気が爆発一時200円を超える最高値
2018年1月コインチェックからネムが大量流出ブームの終わりとともに下落
2021年初め後継のSymbol誕生を前に注目が集まる一時的に大きく上昇
2021年以降開発の中心がSymbolへ。相場も冷え込む長い下落が続く
2024年〜2025年国内取引所で購入停止や取扱終了が相次ぐ0.1円前後まで下落
2026年9月時価総額は約8億円約0.093円

最高値のころと比べると、価格は99%以上下がっています。仮に最高値の近くで10万円分を買っていたとしたら、今の価値は数十円ほどになってしまう計算です。

ほかの仮想通貨と比べると

銘柄価格時価総額
ビットコイン(BTC)約1,325万円約266兆円
リップル(XRP)約238円約14.9兆円
シンボル(XYM)約0.50円約30億円
ネム(XEM)約0.093円約8億円

出典:CoinPaprika(2026年9月29日時点、円換算・概算)

ビットコインやリップルと比べると、ネムの時価総額はとても小さいことがわかります。時価総額が小さいということは、少しの売買でも価格が大きく動きやすい、ということでもあります。

ネムの価格を調べるときのポイント

ネムの価格は、取引所やサイトによって少しずつ違って表示されます。流動性が低い銘柄ほど、この差が大きくなりやすいです。価格を確認するときは、CoinGeckoやCoinPaprikaなどの価格まとめサイトと、実際に使う取引所の売値・買値の両方を見るようにしましょう。

また、時価総額や取引量(出来高)もあわせて確認すると、「どれくらいの人が売り買いしているのか」がわかります。出来高が少ない日は、少しの注文でも価格が大きく動くことがあります。

くらげ

0.1円以下って聞くと「安いからチャンス」って思っちゃうけど、値段が安いのと割安なのは別の話なんだよね〜。

ネムは終わった?そう言われる5つの理由

ネムが終わったと言われる理由と残っている材料の比較
「ネムは将来性がない?終わってる?」と悩むくらげのイラスト

「ネム 終わった」と検索する人が多いのには、はっきりとした理由があります。ここでは代表的な5つを見ていきます。

理由1:価格が最高値から99%以上下がった

いちばんわかりやすい理由は、価格の大きな下落です。2018年の最高値からの下落率は99%を超えていて、多くの人が大きな含み損を抱えることになりました。

理由2:開発の中心がSymbol(XYM)に移った

ネムの技術をもとにした後継のブロックチェーン「Symbol(シンボル)」が2021年に始まってから、開発やコミュニティの関心はSymbolに移っていきました。ネム自体のチェーンは動き続けていますが、新しい機能の追加や大きなアップデートは期待しにくい状況です。

理由3:国内取引所での購入停止・取扱終了

コインチェックは2024年6月から、流動性の低下を理由にネムの販売所での購入と積立を一時停止しています(再開は未定と発表)。GMOコインも2025年にネムの取り扱いを終了しました。買える場所が減ると新しい買い手も減り、価格にはマイナスになりやすいです。

理由4:時価総額ランキングの大きな後退

かつては時価総額で上位10位に入っていたネムも、今では1,000位前後です。ランキングが下がると、大手のメディアや投資家の目にとまりにくくなり、さらに注目が減るという悪循環になりがちです。

理由5:過去の流出事件のイメージ

2018年のコインチェックからの大量流出事件は、ネム自体の欠陥ではなく取引所の管理の問題でした。それでも「ネム=事件」というイメージが残ってしまったのは、ネムにとって不運だったといえます。

それでも「完全に終わった」とは言い切れない理由

一方で、ネムが完全に終わったと言い切れない面もあります。ネムのブロックチェーンは2015年から今も動き続けていて、送金などの基本的な機能は使えます。日本には今も熱心なコミュニティがあり、国内取引所の中にはbitFlyerのように日本円でネムの売買画面を用意しているところもあります。

また、後継のSymbolは開発が続いており、「ネムの考え方」自体はSymbolに引き継がれているともいえます。ネムという通貨の価格が大きく戻るかどうかは別として、プロジェクトの流れがすべて止まったわけではないんです。

くらげ

くらげの考えは「ゼロではないけど、大化けを期待して買う銘柄ではなくなった」って感じかな。期待しすぎず、冷静に向き合うのがいいと思うよ〜。

ネムが売れない・買えない?国内取引所の取り扱い状況

「ネム 売れない」と調べる人が多いのは、国内取引所での取り扱いが大きく変わってきたからです。ここでは、2026年9月時点でわかっている主な動きをまとめます。

取引所ネムの主な状況わかっていること
コインチェック販売所での購入・積立を一時停止中2024年6月19日から停止し、再開は未定と発表。送金・受取は可能とされている
GMOコイン取り扱いを終了2025年に取り扱いの廃止を発表し、終了した
bitFlyer販売所にXEM/JPYあり2026年9月29日に筆者が確認した時点で、販売所に「売る」「買う」の画面がある
そのほかの取引所各社で異なる取扱や売買の条件は変わることがある

各社の公式発表や公式サイトの表示をもとに、2026年9月29日時点で筆者がまとめたものです。状況は変わる可能性があるため、必ず各取引所の最新のお知らせを確認してください。

コインチェックでネムは売れる?

コインチェックの発表では、停止されたのは販売所での「購入」と積立で、ネムの送金・受取は平常どおり可能とされています。ただし、停止前の案内の中で、流動性の低下により「指定した数量や金額によっては購入・売却できない場合がある」とも説明されていました。

売れるかどうか、どれくらいの量まで売れるかは、アプリの画面で確認するのが確実です。大きな量を持っている場合は、一度に売ろうとせず、少しずつ試すのがおすすめです。

別の取引所に送るときは「トラベルルール」に注意

ネムを別の取引所に送って売りたい、という人もいますよね。ただ、国内の取引所どうしの送金には「トラベルルール」という決まりがあり、取引所ごとに送れる相手先や通貨が限られています。コインチェックも、ネムは外部の取引所に送金できない可能性があると案内しています。

送る前に、送金元と送金先の両方の取引所で、ネムの送金・入金に対応しているかを必ず確認しましょう。確認しないまま送ると、資産が届かずに困ることになりかねません。

取扱終了になったら持っているネムはどうなる?

取引所が取り扱いを終了する場合、たいていは事前にお知らせがあり、期限までに売却するか、外部のウォレットに送るかを選ぶ期間が設けられます。期限を過ぎると、取引所が決めた方法で日本円に替えられることが多いです。取引所からのメールやお知らせは、見逃さないようにしておきましょう。

くらげ

「売れない」って聞くとあせっちゃうけど、まずは自分の口座で何ができるかを落ち着いて確認するのがいちばんだよ〜。

ネムを持っている人は今どうすればいい?

ネム(XEM)を持っている人が今確認したい6つのこと

昔からネムを持っている人の中には、「売るべきか、持ち続けるべきか」で迷っている人も多いと思います。どちらが正解かは人によって違いますが、次の6つを確認しておくと、判断しやすくなります。

1. 今の取引所で売れるかを確認する

まずは、ネムを預けている取引所のアプリやお知らせで、売却ができるか、数量に制限がないかを確認しましょう。取扱終了のお知らせが出ている場合は、期限も必ずチェックしてください。

2. 送金を考えるならトラベルルールを確認する

別の取引所に移して売りたいときは、先ほど説明したトラベルルールへの対応を確認します。送金元・送金先のどちらかが対応していないと、送れないことがあります。

3. 買値と今の損益を把握する

いくらで買ったのか、今売るといくらの損益になるのかを把握しておきましょう。損益がわかると、確定申告が必要かどうかや、ほかの利益との兼ね合いも考えやすくなります。

4. 「どこまで下がったら売るか」を決める

持ち続けるなら、「この価格を下回ったら売る」「この日までに回復しなければ売る」など、自分なりの撤退ラインを決めておくと、ずるずると塩漬けにならずにすみます。

5. ネムだけに資金を集中させない

ネムの比率が大きすぎると、ネムの値動きひとつで資産全体が大きく揺れます。ほかの資産とのバランスも見直してみましょう。

6. 売ったら損益を記録する

売却したときの日付・数量・金額は、確定申告のために必ず記録しておきます。

塩漬けになったネムとの向き合い方

何年も前に買ったネムが大きな含み損になっている、という人も多いと思います。いわゆる「塩漬け」の状態ですね。塩漬けになった銘柄は、つい見ないふりをしてしまいがちですが、次のように考えると整理しやすくなります。

  • 「今、同じ金額を持っていたらネムを買うか?」と自分に聞いてみる。買わないなら、持ち続ける理由は弱いかもしれない
  • 売って損を確定させると、同じ年のほかの仮想通貨の利益と相殺できる場合がある
  • 全部を売るのが気が重いなら、一部だけ売ってほかの資産に移す

過去の買値にこだわりすぎず、「これからどうするか」で考えるのがポイントです。

国内取引所でネムを売る流れ

国内取引所でネム(XEM)を売って日本円に替える手順

売ると決めた場合の流れは、次のとおりです。

  • 口座のある取引所で、ネムの売却ができるか確認する
  • 販売所の売値とスプレッド(買値と売値の差)を確認する
  • 売る数量を入力する。量が多いときは数回に分けるのもおすすめ
  • 日本円を銀行口座に出金し、損益をメモしておく

販売所のスプレッドは、流動性が低い銘柄ほど広がりやすい傾向があります。売る前に、表示されている売値が今の相場とかけ離れていないかを確認するクセをつけておきましょう。

くらげ

くらげは「売るか迷ったら半分だけ売る」っていう方法もよく使うんだ。全部売って後悔、全部持って後悔、のどちらも避けやすいよ〜。

ネムは10000円になる?時価総額で検証

「ネムは10000円になる?」と考えるくらげのイラスト
ネム(XEM)の価格ごとに必要な時価総額とビットコイン・イーサリアムとの比較

「ネム 10000円になる」という検索もとても多いですよね。ここでは、夢の話ではなく、時価総額という数字で冷静に考えてみます。

ネムの発行枚数は約90億枚で、すでにすべて発行されています。つまり、価格 × 約90億枚 がそのまま時価総額になります。

ネムの価格今の何倍か必要な時価総額比べると
約0.093円(今)1倍約8億円時価総額ランキング1,000位前後
1円約11倍約90億円今のシンボル(約30億円)の約3倍
10円約108倍約900億円大型ミームコインに近い規模
100円約1,075倍約9,000億円今のアバランチ(約7,748億円)を上回る
10000円約10万倍約90兆円イーサリアム(約52兆円)を大きく上回り、ビットコイン(約266兆円)の約3分の1

時価総額はCoinPaprika(2026年9月29日時点)の数値をもとにした概算です。

10000円になるためには、時価総額が約90兆円にならなければいけません。これはイーサリアムを大きく超え、ビットコインの3分の1ほどの規模です。開発の中心がSymbolに移っている今のネムが、そこまで成長するのは現実的とはいえない、というのが数字から見た答えです。

1円・10円ならありえる?

1円になるには今の約11倍、時価総額でいうと約90億円が必要です。過去の相場の盛り上がり方を考えると「絶対にない」とまでは言えませんが、それでも今の時価総額の10倍以上です。10円(約900億円)となると、ハードルはさらに上がります。

100円に戻るにはどれくらいの材料が必要?

最高値のころに近い100円に戻るには、今の約1,075倍、時価総額で約9,000億円が必要です。これは2026年9月時点のアバランチ(約7,748億円)やスイ(約7,542億円)を上回る規模です。

これらの銘柄は、多くのアプリや開発者が集まっている「使われているチェーン」です。開発の中心から外れつつあるネムが、同じくらいの評価を受けるには、よほど大きな変化が必要だといえます。

くらげ

「10000円になったら億り人!」って夢はあるけど、数字で見ると厳しいんだ。夢を見るなら、なくなってもいい金額だけにしておこうね。

ネムが爆上げする可能性はある?

「ネム 爆上げ」と調べる人も多いですよね。結論から言うと、短期間に何倍にもなる「爆上げ」が絶対に起きないとは言えません。時価総額が小さい銘柄は、少しの買いでも価格が大きく動きやすいからです。ただし、それは同時に「大きく下がりやすい」ということでもあります。

過去にネムが急騰したときのパターン

時期急騰のきっかけその後
2017年末〜2018年1月仮想通貨全体の大ブームブームの終わりとともに大きく下落
2021年初め後継のSymbol誕生への期待Symbolの開始後に下落

過去の急騰は、どちらも「相場全体の盛り上がり」か「Symbolという大きな材料」がありました。今のネムには、そこまで大きな材料は見当たりにくいのが正直なところです。

爆上げが起きるとしたら考えられる条件

  • 仮想通貨の相場全体が大きく盛り上がり、小型の銘柄にもお金が流れる
  • 大手の取引所への新規上場や、取扱の再開が発表される
  • ネムのチェーンを使った新しいサービスや提携が話題になる

こうした材料が出ても、急騰のあとに急落するのが小型銘柄のよくあるパターンです。もし値上がりに乗れたとしても、欲張らずに利益を確定することを意識しておきましょう。

小型銘柄の急騰で失敗しないための3つのルール

  • 急騰した日に飛びつかない:SNSで話題になった時点で、すでに大きく上がっていることがほとんど
  • 上がったら一部を売る:2倍になったら元本分を売るなど、利益を確定するルールを先に決めておく
  • 出来高も確認する:取引量が少ないまま価格だけが上がっている場合は、すぐに元に戻りやすい

くらげは、小型の銘柄ほど「買う理由」より「売る理由」を先に決めるようにしています。そのほうが、急な値動きにも落ち着いて対応できるんです。

くらげ

小さい銘柄の急騰は「花火」みたいなものなんだ。打ち上がったらきれいだけど、すぐに消えちゃうことが多いから、見とれて売りそびれないようにね〜。

ネムが暴落したのはなぜ?

「ネム 暴落 なぜ」という疑問に答えるために、ネムの価格が大きく下がってきた理由を整理しておきます。

暴落の理由1:2018年のバブル崩壊

2017年末の仮想通貨ブームで、ネムを含む多くの通貨が実力以上に買われていました。ブームが終わると一斉に売られ、ネムも大きく値下がりしました。

暴落の理由2:流出事件によるイメージの悪化

2018年1月のコインチェックからの大量流出事件は、ネム自体の問題ではなかったものの、「ネムは危ない」というイメージを広げてしまいました。

暴落の理由3:Symbolへの移行と関心の分散

2021年にSymbolが始まると、開発者や投資家の関心はSymbolに移りました。ネムとSymbolの両方にお金と注目が分かれたことも、ネムの価格には逆風になりました。

暴落の理由4:取引所での取扱縮小

取引所での購入停止や取扱終了が続くと、新しく買う人が減り、売りたい人ばかりが残りやすくなります。流動性が下がると、少しの売りでも価格が下がりやすくなるんです。

暴落の理由影響今も続いているか
2018年のバブル崩壊価格が大きく下落一巡したが、最高値は遠い
流出事件のイメージ日本での印象が悪化薄れつつある
Symbolへの移行開発と関心が分散続いている
取引所での取扱縮小買い手が減り流動性が低下続いている

ネムの暴落から学べること

ネムの値動きからは、仮想通貨投資で大事なことがいくつも学べます。ひとつは、ブームのときの価格は長く続かないということ。もうひとつは、取引所での取扱状況が価格に大きく影響するということです。

そして何より、「いつか戻るはず」と何年も持ち続けても、戻らないことがあるということです。これは、ネムに限らず、どの銘柄にも当てはまります。買うときには、売るときのことも一緒に考えておきましょう。

ネム(XEM)とシンボル(XYM)の違い

ネム(XEM)とシンボル(XYM)のロゴを並べたくらげのイラスト
ネム(XEM)とシンボル(XYM)の違い

ネムについて調べると、必ず出てくるのが「シンボル(Symbol/XYM)」です。シンボルは、ネムの技術をもとに作られた後継のブロックチェーンで、2021年3月に始まりました。

比べるポイントネム(XEM)シンボル(XYM)
始まった年2015年2021年
位置づけ初代のチェーンネムの後継チェーン
処理性能・機能基本的な機能が中心処理速度や機能を強化
価格(2026年9月29日時点)約0.093円約0.50円
時価総額(同)約8億円約30億円

シンボルの開始時には、一定の条件を満たしたネムの保有者がXYMを受け取れるしくみがありました。そのため、ネムの保有者の多くがシンボルにも関心を持つようになったんです。

ただ、シンボルも時価総額は約30億円と小さく、価格は大きく下がっています。「ネムがダメならシンボル」と単純に考えるのではなく、それぞれのリスクを理解したうえで判断することが大切です。

くらげ

ネムとシンボルは「親子」みたいな関係なんだ。でも親が元気ないからといって子どもが必ず元気、とは限らないんだよね〜。

ネムの将来性と今後の見通し

ここまでの内容をふまえて、ネムの将来性を「プラス材料」と「マイナス材料」に分けて整理してみます。

プラス材料マイナス材料
2015年から動き続けている実績あるチェーン開発の中心がSymbolに移っている
日本に熱心なコミュニティがある国内取引所での購入停止・取扱終了が続く
時価総額が小さく、材料次第で大きく動きうる時価総額が小さく、下落時のダメージも大きい
bitFlyerなどで日本円での売買画面がある新しい大型の材料が見当たりにくい

今後の見通しについてのくらげの考え

ネムの価格がこの先どうなるかは、誰にもわかりません。ただ、今のネムは「成長を期待して新しくお金を入れる銘柄」というより、「昔から持っている人がどう付き合うかを考える銘柄」になっていると、くらげは感じています。

これから仮想通貨を始める人なら、ネムを中心に考えるよりも、ビットコインやイーサリアムなど、時価総額が大きく流動性の高い銘柄を土台にするほうが安心です。ネムに興味がある場合も、全体のごく一部の「応援枠」くらいにとどめておくのがおすすめです。

ネムと似た道をたどった銘柄から学べること

2017〜2018年のブームで人気になった銘柄の多くは、その後に大きく値下がりし、今も最高値に戻っていません。ネムと同じく、日本で人気のあったモナコインなども、国内取引所での取扱が減ってきています。

こうした銘柄から学べるのは、「一度の人気や知名度は、長い目で見た価格を保証しない」ということです。長く持つ銘柄を選ぶときは、今も開発が進んでいるか、実際に使われているかを確認することが大切です。

ネムの今後を3つのシナリオで考える

シナリオ起こりうること価格のイメージ
楽観シナリオ相場全体が大きく盛り上がり、小型銘柄にもお金が流れる一時的に数倍になる可能性
中立シナリオ大きな材料がないまま、今の水準で横ばいが続く0.1円前後で上下
悲観シナリオ取扱終了がさらに進み、流動性がもっと下がるさらに下落し、売りにくくなる

どのシナリオになるかは誰にもわかりませんが、少なくとも「悲観シナリオ」が起きても困らないように準備しておくことは、今からでもできます。売却できる場所を確認しておく、持ちすぎない、といった基本がいちばんの備えです。

今後チェックしておきたいポイント

  • 国内取引所での取扱の変化(購入停止の解除、取扱終了のお知らせなど)
  • ネムやシンボルに関する公式の発表やアップデート
  • 仮想通貨の相場全体の流れ(とくにビットコインの動き)
  • 時価総額ランキングの変化と、取引量(出来高)の増減

今からネムを買うなら知っておきたいこと

ここまで読んで「それでも少し持ってみたい」と思う人もいるかもしれません。その場合に知っておきたいポイントをまとめます。

買える場所が限られている

2026年9月時点では、国内でネムを新しく買える取引所は限られています。コインチェックは購入を一時停止しているため、ネムを買うことはできません。bitFlyerなど、ネムの購入に対応している取引所を公式サイトで確認してから口座を開設しましょう。

販売所のスプレッドに注意

流動性の低い銘柄は、販売所での買値と売値の差(スプレッド)が広くなりやすいです。買った瞬間から数%の含み損になっていることもあるので、注文前に買値と売値の両方を確認しておきましょう。

金額は「応援枠」の範囲で

時価総額が小さく、国内での取扱も減っている銘柄なので、投資額はなくなっても生活に困らない金額にとどめるのが鉄則です。くらげなら、仮想通貨に回している資金の数%以内にします。

くらげ

買うなら「値上がりしたらラッキー」くらいの気持ちで、少しだけにしておくのがおすすめだよ〜。

ネムを売買したときの税金

ネムを売って利益が出たときは、税金にも注意が必要です。2026年時点の原則では、仮想通貨の利益は「雑所得」として、給与などほかの所得と合算して税率が決まる総合課税の対象です。

  • 会社員の場合、給与以外の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要(住民税の申告は別に必要な場合あり)
  • ネムを売って損が出た場合、その損は同じ年の仮想通貨などの雑所得の利益と相殺できるが、翌年への繰り越しはできない
  • ネムでほかの仮想通貨を買うなど、仮想通貨どうしの交換も課税の対象になる
  • 分離課税(一律約20%)への見直しが議論されているが、いつから・どんな条件で変わるかは今後の制度改正しだい

長く持っている人ほど、買値の記録がわからなくなりがちです。取引所の取引履歴をダウンロードして保存しておくと安心ですよ。

よくある質問

Q. 仮想通貨ネムは本当に終わったのですか?

ネムのチェーンは今も動いていて、完全に終わったわけではありません。ただ、価格は最高値から99%以上下がり、開発の中心もSymbolに移っているため、以前のような存在感はなくなっています。

Q. ネムが売れないのはなぜですか?

取引所によって、購入の停止、取扱の終了、流動性の低下による数量の制限などがあるためです。まずは口座のある取引所のお知らせとアプリで、売却できるかどうかを確認してください。

Q. コインチェックでネムは買えますか?

コインチェックは2024年6月からネムの販売所での購入と積立を一時停止していて、再開は未定と発表しています。最新の状況は公式のお知らせで確認してください。

Q. ネムは10000円になりますか?

10000円になるには時価総額が約90兆円必要で、イーサリアムを大きく超える規模です。現実的とはいえません。

Q. ネムが1円になる可能性はありますか?

1円になるには今の約11倍、時価総額で約90億円が必要です。相場全体の盛り上がりなどがあれば絶対にないとは言えませんが、簡単なことではありません。

Q. ネムとシンボル、買うならどちらですか?

どちらも時価総額が小さく、値動きの大きい銘柄です。どちらかを選ぶより、まずは投資額を小さくすることを優先しましょう。開発が続いているのはシンボルのほうです。

Q. ネムを持ち続けるべきか売るべきか迷っています。

正解は人によって違いますが、「半分だけ売る」「撤退ラインを決める」など、感情ではなくルールで決めるのがおすすめです。

まとめ:ネムは「終わった」とまでは言えないが、期待はほどほどに

ネムのロゴと駅のホームを流れる電車のイメージ

仮想通貨ネム(XEM)について、2026年9月時点の状況をまとめました。最後にポイントをおさらいします。

  • 価格は約0.093円、時価総額は約8億円。2018年の最高値から99%以上下落している
  • 開発の中心がSymbolに移り、国内取引所では購入停止や取扱終了が続いている
  • コインチェックは購入を一時停止中。売れるかどうかは口座のある取引所で必ず確認する
  • 10000円になるには時価総額約90兆円が必要で、現実的ではない
  • 持っている人は、撤退ラインや「半分だけ売る」などのルールを決めて向き合う
くらげ

ネムは思い出のある人も多い通貨だよね。だからこそ、感情だけで決めずに、数字とルールで冷静に付き合っていこうね〜。

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※この記事は情報提供を目的としたもので、特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。価格・時価総額は2026年9月29日時点のCoinPaprikaのデータをもとにした概算で、取引所の取扱状況は同日時点で各社の公式発表・公式サイトをもとに筆者がまとめたものです。仮想通貨は価格変動が大きく、元本を失う可能性があります。投資の判断はご自身の責任で行ってください。

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